各自、ウサギ駒と駒と投票ダイヤルを持ち、ウサギ駒はゲームボードの「0」の得点表示の所に置きます。84枚のカードはシャッフルして、各プレイヤーに6枚ずつ配り、残ったカードは裏向きにして山札とします。
プレイヤーの一人がそのターンの「語り部」となりゲームを始めます。語り部は自分の手札から1枚を選び、その絵柄から連想される一文(単語でも文章でも可)を声に出して発表します。
今回語り部となったプレイヤーの手札は、下の6枚でした。
この中から語り部は、下段右端の卵(らしきもの)が沢山描かれている絵を選び、「今日はどこに泊まれるかな」という言葉を連想して発言しました。卵の表面に描かれている四角が、あかりが灯ったお家の窓のように見えたからです。
それを聞いた他のメンバーは、自分の手札の中から、「今日はどこに泊まれるかな」という言葉に最も合っていると思うカードをそれぞれ1枚選んで語り部に渡します。
語り部は各メンバーから受け取ったカードと自分が選んだカードを混ぜ合わせて、テーブルの上に一列に並べて置きます。<下図のようになりました。*番号トークンは新版には含まれておりません。>
ここで、語り部以外のプレイヤーは、語り部が選んだカードが4枚の内のどれなのかを推察し、「これだ」と思うカードの番号を自分の投票ダイヤルで投票します。
この時、自分が語り部に渡したカードには投票することはできません。
語り部以外の3人のプレイヤーの投票は下図のようになりました。(*新版での投票は、タイルではなくダイヤルで行います。)
語り部が選んだカードは3番です。「緑」のプレイヤーは、語り部が選んだカードを見事に的中させましたが、「赤」と「黄色」のプレイヤーは他のカードに投票しました。
投票結果によってそれぞれに得点が入ります。
まず、語り部のカードを当てた「緑」のプレイヤーに3点。そして語り部も3点を獲得します。
「赤」と「黄」のプレイヤーは語り部のカードを当てることが出来なかったので0点ですが、両者が投票した1番目と4番目のカードの持ち主には投票カードの枚数分得点が入ります。
1番のカードは黄色のプレイヤーが、4番のカードは緑のプレイヤーが持ち主でした。それぞれ1枚ずつ投票がありましたので、黄色と緑のプレイヤーには1点ずつ与えられます。
これにより、今回のターンでの得点は、語り部3点、緑のプレイヤー4点、黄色のプレイヤー1点、赤のプレイヤー0点となり、その得点分、ゲーム盤上のウサギ駒を進めることができます。
今回、語り部は3点を獲得しましたが、もし、語り部以外のプレイヤーが全員語り部に投票してしまったり、逆に誰も語り部に投票しなかった場合は、語り部の得点は0点で、それ以外のプレイヤー全員が2点を獲得することになります。
つまり語り部は、分かり易過ぎても、分かり難過ぎても点数が貰えないという事で、プレイヤーの中の何人かだけが分かる一文を考えなければならないのが、このゲームのミソなのです。